インディオの使徒6-アステカ帝国滅亡

1517年、スペインの最初の探検隊がユカタン半島に上陸、その後先住民と交易や戦闘をくり返していた。当時この地域を支配していたのは、一般にアステカとして知られる、三つの主要都市の連合帝国であった。当時の王モクテスマ2世は前兆に対して非常に神経質だった。

アステカには、かつて国を出て行った祭司神ケツァルコアトルがもうすぐ戻ってくるという伝説があった。そしてその前兆のように10年前から国は衰退し、巨大な彗星が現れた。王は逃げ出すのを止められ、天文を読み、一層前兆に気を配っていた。そして19年、33歳のコルテスは、征服する気まんまんで武装した500人の部下とやってきた。

王は最初贈り物で帰ってもらおうとしたが、帰らないので呪術師で呪い殺そうとしたが、彼らの身体は「堅く」て効果がなかった。コルテスはアステカに対立するトラスカラ族などを支配下に入れ、11月18日首都テノチティトランに到着した。

コルテスを歓迎した王は、権力を返還してもいいと言い、コルテスはすべてを支配する神の名のもとに来たと言い、妙な符合があった。そしてスペイン人は逗留中に、祭で集まった貴族達を虐殺した。20年、アステカは逆襲に転じ、コルテス達は辛くも脱出した。そして21年メシカ族以外の部族を従えたコルテスは首都を3カ月包囲した後、王を捕え、アステカを滅亡させた。

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キリスト教で読む西洋史ー聖女・悪女・聖人・皇帝・市民

キリスト教なしに西洋史は読めないというほど深く痕跡を残しています。そういうキリスト教を念頭に置きながら、西洋史を読んでいこうと思います。もちろん批判的観点もおおいにアリ。 ローマ時代コンスタンティヌスから始まる長い物語、お楽しみいただければ幸いです。