1828年、前にも出したアンドリュー・ジャクソンが米大統領に当選したが、彼はトランプにつながるポリュリズムの元祖とみられている。彼は、米英戦争で名をあげ、インディアンを虐殺して、公然と彼らを下等な人間と言った。ニューオリンズ英軍奇襲でも軍功を立てた。
24年の選挙では候補者が乱立し、ジャクソンは1位だったものの過半数が取れなかったため、下院がジョン・クインシー・アダムスを大統領とし、この問題で、今までの民主共和党が実質分裂し、ジャクソンが、後の南部民主党の前身をつくって、選挙に再立候補した。
アメリカの選挙制度は州に委ねられているが、この頃は白人男性の大多数に選挙権が与えられる州が増えていた。建国の父などはインテリで、普通選挙権に反対していた。しかし西部や南部に選挙権が広がると、無学で粗野であることがかえってジャクソンの売りになった。
ジョン。クインシー・アダムスは、第二代大統領の息子で貴族的だとジャクソンは攻撃した。まるでトランプがヒラリーを攻撃したのと同じである。とにかくこの選挙は、2016年のようなネガティブ合戦でジャクソンが勝利した。なおOKは、ジャクソンがAill Correctを間違えて書いたからという伝説もある。
キリスト教で読む西洋史ー聖女・悪女・聖人・皇帝・市民
キリスト教なしに西洋史は読めないというほど深く痕跡を残しています。そういうキリスト教を念頭に置きながら、西洋史を読んでいこうと思います。もちろん批判的観点もおおいにアリ。 ローマ時代コンスタンティヌスから始まる長い物語、お楽しみいただければ幸いです。
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