1814年9月1日より、史上初の全欧国際会議「ウィーン会議」が始まった。ウィーンという町は、オスマン防衛のため未だ城壁に囲まれて広い街ではない。そこに全欧のVIP達と御供そして見物客あわせて10万人が来たのである。街は好景気に沸き、建物は拡張され、調度は新調された。
もちろんイベントは目白押しである。会場のシューンブルン宮殿の大舞踏会は満杯で、とても優雅なものではなかったようだ。しかし、蘇ったウィーン貴族達や各国VIPは、自分のところで舞踏会を催し、毎日毎日舞踏会やパーティ巡りで皆市内を駆け巡ったのだ。
もちろん20年以上の戦さの日々からの解放もある。しかしその場では皆情報交換をし、互いのハラを探り、自分の味方に引き入れようとした。そしてその周りでは、その情報を手に入れようと、各国の諜報員達が暗躍したらしい。メッテルニヒはその機能をフルに使った。
しかし歓待外交で、上手が居た。フランス代表タレーランである。彼は自分のシェフ、アントナン・カレームを連れてきて、その独創的な料理を出して評判をとった。カレームによってフランス料理は芸術の域に高められたと言われ、外交に一役買うことで高い地位を得た。
キリスト教で読む西洋史ー聖女・悪女・聖人・皇帝・市民
キリスト教なしに西洋史は読めないというほど深く痕跡を残しています。そういうキリスト教を念頭に置きながら、西洋史を読んでいこうと思います。もちろん批判的観点もおおいにアリ。 ローマ時代コンスタンティヌスから始まる長い物語、お楽しみいただければ幸いです。
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