太陽王6-コルベールの重商主義政策

フランスではコルベールの経済財政改革が始まった。彼は間接税の増税を行うと同時に徴税請負人の合理化を行った。なぜ間接税かというと、直接税は貴族が免除特権を持っていたからである。フランスの税制は特有の歴史がある。

さらに彼は毛織物を中心に輸入関税を引き上げ、国内産業を育成して輸出を伸ばす重商主義をとった。さらに国家主導で企業をつくったが、その一つガラス産業であり、ヴェネツィアと対抗した。有名なヴェルサイユ宮殿の鏡の間は、実は展示場だったのである。

ルイ14世は、宗教よりも国家利益を優先した。王政復古のイギリスとはさらに関係が深まり、1662年に財政難のイギリスからダンケルクを返還してもらった。オランダとも対スペインから友好した。しかし第一次英蘭戦争が終結したとはいえ、両国の関係は複雑で、65年に第二次戦争が勃発すると、フランスはキーを握る国となった。

フランスの国家主義政策は、ローマ教皇の腹立ちの種だった。しかしルイは63年、それまで教皇領だったアヴィニョンの占領を強行。ヴァチカンは結局翌64年に返還と謝罪を与儀なくされた。この事件は、それまで欧州に君臨してきた教皇の権威が決定的に凋落したことを示すものだった。

下はフランス国民議会前のコルベール像

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キリスト教で読む西洋史ー聖女・悪女・聖人・皇帝・市民

キリスト教なしに西洋史は読めないというほど深く痕跡を残しています。そういうキリスト教を念頭に置きながら、西洋史を読んでいこうと思います。もちろん批判的観点もおおいにアリ。 ローマ時代コンスタンティヌスから始まる長い物語、お楽しみいただければ幸いです。