オルレアンの少女5-ジャンヌ・ダルクの召命

さてまずは天界「主よ、ワタシのフランスが・・」「マグダレナちゃん気持ちはわかるけど、聖人何人送っても人間はちっとも回心しないよねえ」「今回最後のチャンスをお与えください。と皆言っております」「うーん今から戦争を止めさせるには相当無理せんといかんよ」

「わかっております。私ども全力でサポートいたします」「で誰を遣わすの?」「あのドンレミ村の少女を。教会に毎日通い、司祭に告解をして親の手伝いをする優しい子です」「まあガブリエルちゃん行ってあげなさい」ジャンヌはこうして1424年、12歳のとき教会から射す光の中に声を聞いた。声は最初「行いを正しくしなさい」と言っていた。

しかし3年後の27年、「まてまて、あの子は戦争に行くんだから戦士長にまかせなさい」「えっミカエルさんちょっと!まっ」「さあオルレアンに行ってフランスを救うんだ!」「えっわたし、戦闘なんて知りません、馬にも乗れません、いやですう」

「ああミカエルあせっちゃダメ!」「しょうがないカトリーヌちゃん、マルグリットちゃんヘルプしてあげなさい」こうしてジャンヌは、光の中に大天使ミカエル、聖マルグリット、聖カトリーヌを見た。3人に励まされ、説得されて彼女はついにフランスを救うことを決意するのだ。

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キリスト教で読む西洋史ー聖女・悪女・聖人・皇帝・市民

キリスト教なしに西洋史は読めないというほど深く痕跡を残しています。そういうキリスト教を念頭に置きながら、西洋史を読んでいこうと思います。もちろん批判的観点もおおいにアリ。 ローマ時代コンスタンティヌスから始まる長い物語、お楽しみいただければ幸いです。