帝国の時代44-普軍パリ包囲

戦争継続といってもプロイセン軍はパリを包囲していた。内務大臣レオン・ガンベッタは、パリを脱出してトゥールでフランス軍の徴兵を実施し、50万人もが応募する。ビスマルクにしても戦争が長引くと列強が干渉してくるかもしれず、早くかたづけたい。しかしモロトケは兵糧攻めを選んだ。

また国防政府は、7月王政で首相を務めたアドルフ・ティエールに中立各国を歴訪して、介入を求めたが、各国とも1848年革命のトラウマがあって共和国に冷たかった。そんな中10月23日についにメッス要塞が陥落、包囲していた普軍もパリや南部に展開が可能となった。ティエールは各国の干渉も難しいと報告し、結局単独交渉しかないとなった。

パリでは「パリ20区共和主義中央委員会」ができ、コミューンの自治が復活し、国家警察の解体や言論の自由を要求、政府から市民には銃が配られて武装し、早くも10月31日蜂起をして市内は混乱に陥った。ティエールのビスマルクとの交渉も成果に乏しく、戦争が継続していく。

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キリスト教で読む西洋史ー聖女・悪女・聖人・皇帝・市民

キリスト教なしに西洋史は読めないというほど深く痕跡を残しています。そういうキリスト教を念頭に置きながら、西洋史を読んでいこうと思います。もちろん批判的観点もおおいにアリ。 ローマ時代コンスタンティヌスから始まる長い物語、お楽しみいただければ幸いです。